とげぬき地蔵尊「心のとげ」抜いて半世紀

「心のとげ」抜いて半世紀

「心のとげ」抜いて半世紀
東京新聞 2009/11/25
http://www.tokyo-np.co.jp/
とげぬき地蔵尊」で知られる東京・巣鴨高岩寺(来馬明規住職)。山門東側にある「とげぬき生活館相談所」は1959年に開設され、50周年を迎えた。今でも、誰でも無料で利用でき、庶民の悩みに寄り添っている。
 先々代住職の来馬道断さんが50年前、時代に即した活動も宗教の役割と考え、東京都の老人福祉事業に尽力した東洋大の塚本哲教授と協力して開設した。″老舗″相談所だ。
 現在、相談は人生相談、法律、宗教の3分野ごとに、それぞれ心理学や社会福祉の専門家、弁護士、同寺の僧侶など11人が相談員として担当する。法律問題の背景に家族関係がある場合などは、複数の相談員が連携する。このカウンセリングとソーシャルワークを組み合わせた相談体制はスタート時点からで、当時としては先駆的な試みだったという。
 現在、毎週月、水、金曜日と、毎月4のつく寺の縁日に開所する。気軽に来られるように予約はいらず、相談時間は十分に思いを語れるよう平均1時間で、必要があれば延長する。
 相談者の大半は女性。2007年は相談件数557件のうち、50歳以上の女性が約73%だった。
 相談内容は家族関係、教育、相続、金銭トラブル、墓や供養など多様。だが、同じ分野の相談でも時代とともに内容は変化している。例えば、相談が増加傾向の介護。嫁が姑を世話するのが当たり前だった世代は介護のつらさをこぼしにきた。最近は、姑と暮らしたくない、一緒の墓に入りたくないといった相談もあるという。
 明規住職は「悩みの傾向や相談内容は常に変化している。相談員の専門分野などもそれに合わせていく必要がある」と話す。

「時代に即した活動も宗教の役割」
人生相談と宗教(施設)は、大昔からの関係なんでしょうね。産まれた時のお宮、結婚式の教会、葬式のお寺、現世人生相談の新宗教、の役割がなんとなくあって、真如苑など新宗教となれば現世の人生相談は重要な存在意義ではあります。 とげぬき地蔵尊の活動は本來の庶民宗教だと思います。

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