宗教施設に市有地提供 静岡県内でも現況調査進む

宗教施設に市有地提供 静岡県内でも現況調査進む

【静岡】
宗教施設に市有地提供 県内でも現況調査進む
中日新聞・静岡 2010年1月29日
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100129/CK2010012902000184.html

 北海道砂川市が市有地を神社に無償提供したのは違憲とした今月20日の最高裁判決を受けて、県内の各自治体でも現況調査に取り組むケースが相次いでいる。いずれもある程度の使用例が明らかになっており、状況の確認を進めている。

沼津市では25カ所31施設
市有地内にある鳥居や神社=沼津市の港口公園で


 沼津市は28日、市内の状況を発表した。市有地の25カ所に31の宗教的施設があり、うち24カ所30施設に無償で用地提供していた。

 内訳は、神社と忠魂碑が各8、記念碑と祠(ほこら)が各6、鳥居が3。市と管理者側との間の貸借契約が判明しているのは4施設。うち3施設が無償で、1施設が有償で用地提供されていた。市管財課は「違憲になるラインが不明確で対応に苦慮している」とした上で「設置された経緯や現在の利用状況を調査し、まずはどこまで宗教的な色合いが強い施設なのか確認したい」としている。

三島市は7カ所
 三島市も同日、市内の状況を発表し、7カ所について無償提供していることが分かった。鳥居や祠が建てられている市有地が5カ所あり、うち2カ所は町内会に無償貸し付けする形となっていた。また、建造物はないが、神社の敷地の一部になっている市有地が2カ所あった。

藤枝市は6カ所
 藤枝市の北村正平市長は同日の定例会見で、同市有地にも6カ所の宗教施設があることを明らかにした。判決を受けた直後から、同市では同様のケースがないかを調査。藤枝駅前や同市瀬戸谷地区に、社や祠が確認された。いずれも地域の人が祭礼の時に使用しているという。

 会見で北村市長は「取得方法など詳しい経緯を調べ、他市の状況を見て対処していきたい」と話した。

浜松市浜北区で2件
 浜松市によると、市有地に宗教施設とみなされる可能性のある建物があるケースは、浜北区で2件確認されている。いずれも神社様式の建物という。

 このほか、公園などに祠や石碑、石塔といった工作物のあるケースが7件ある。市は今後、現地調査を進める。

宗教施設に市有地提供数はかなりあるのではないかと想像していましたが、全国規模となれば相当多数になりそうですね。
氏神も大事にする神仏習合真如苑教徒としては、町内会管理の神社等に杓子定規なことは言いたくない感覚なんですが、市会議員に必ずいる公明党あたりは、こうしたことをどう考えていくのかが興味が出てきます。


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