ダライ・ラマ14世〜6月に長野・善光寺初訪問

ダライ・ラマ14世〜6月に長野・善光寺初訪問
中外日報 2010/01/26
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チベット仏教の最高指導者でノーベル平和賞受賞者のダライ・ラマ14世が6月、長野市信州善光寺の招聘で来日する。

初訪問となる長野では善光寺での法要や市内での講演会などを予定。善光寺は一昨年4月に長野で行なわれた北京五輪聖火リレーで、チベット問題への憂慮を理由に出発地点を辞退。同年11月には来日したダライ・ラマ14世が東京都内で善光寺の代表と面会し、感謝のしるしとして釈迦如来像を同寺に贈呈している。こうした仏縁が今回の招聘実現につながった。

ダライ・ラマ14世は6月19日に善光寺を訪れて、世界平和を祈念する法要を営むとともに、砂曼荼羅の開眼も行なう。20日にビックハット(長野市若里多目的スポーツアリーナ)で「善き光に導かれて〜今、伝えたい心」をテーマに特別記念講演する。21日には長野市の浄土宗西方寺でチベット大仏落慶法要を奉修。

その後、金沢市チベット支援団体・時輪塾の主催による法話会なども計画されている。ダライ・ラマ法王日本代表部事務所ラクパ・ツォコ代表は、歴史ある善光寺への訪問に期待を示すとともに「ダライ・ラマ法王は人間の価値観、宗教の調和を促進することをご自身のテーマにされている。法王の講演や仏教的交流が多くの方々の心の支えとなるような機会が実現できればありがたい」と語る。

講演会のチケットは、20日から2月20日まで、後援団体である全日本仏教会・長野県仏教会・長野市仏教会の関係者、善光寺信徒会員、全国善光寺会の檀信徒に先行販売される。一般販売は3月1日から。